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[コンクリート補修]

2023年02月16日

自己修復するコンクリート技術 Q&A東海技巧

自己修復するコンクリートは、コンクリートに微生物を組み込むことにより、自己修復する能力を持たせた革新的な建材です。この技術は、コンクリートが微細なひび割れや亀裂を持つ場合に、自己修復を行い、コンクリート構造物の耐久性を修復することができます。

自己修復するコンクリートは、微生物が含まれたカプセルを混ぜ込むことで作られます。これらのカプセルは、コンクリートの中で微生物が活動し、亀裂が発生した際に微生物がそれらを塞ぎ、自己修復を行う仕組みです。

この技術の最大の利点は、長きに渡り、コンクリート構造物の寿命を延ばすことができることです。欠陥や亀裂を放置すると、時間が経つにつれて悪化し、最終的には構造物の崩壊につながる可能性があります。自己修復するコンクリートにより、このような問題を解決することができます。

また、自己修復するコンクリートは、環境に優しいという点でも注目されています。通常のコンクリートは、その製造に多くのエネルギーや資源が必要であり、また廃棄物の処理も問題視されています。一方、自己修復するコンクリートは、微生物の力で自己修復を行うため、製造プロセスや廃棄物の処理についても、より環境にやさしいとされていますので、現代によりマッチングしたエコシステムと言えるべき技術革命ですね。

ただし、自己修復するコンクリートは、現在まだ多様化されていない段階であり、より多くの実現にはさらなる研究や開発が必要です。今後、より多くの研究が進むことにより、自己修復するコンクリートが実用化され、私たちの生活に役立つ建材の一つになることが期待されています。

弊社では、現時点でピラミッド石材やギリシャ神殿の石材、2000年前のコンクリートが何故、現代にまで残された理由について考察を行い、現コンクリート工学の文献と併合させ、カルシウム、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、珪酸リチウムなどの無機コンクリートに添加する事でより強固に100年コンクリート程度の構造物管理システムを構築していくプログラムをご提案しております。

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